曳航水槽非常停止装置の制動性能解析

有限要素法に戻る

曳航水槽台車の非常停止装置は曳航水槽の左右両側終端に内部に水を張った円筒を配置し、内部にケーブルでフックに繋がれたピストンが納まっている。

そして必要に応じてフックで台車を捕捉し、台車の進行に伴ってピストン前面が受ける流体抵抗で台車を減速させる。

今般台車の全面改修が行われるのに伴って、再度この非常停止装置の性能確認が必要になったが、初期納入時とは異なり、どの程度の速度で試運転を行うか見極める必要が出てきた。

この事例では円筒内部の流体中に置かれたピストン(弾性体)に初速が加わった後の挙動を、流体/構造連成解析機能を使って計算した。