動的挙動を取り扱うにあたって,陽解法の中央差分法が広く普及しているが,条件付き安定を満たすには,時間ステップを短くする必要がある.

一方
,Newmark法に代表される陰解法では,適切に積分定数を設定する事により,時間ステップを長くしても,比較的安定な結果が得られる.

ところで非線形領域の挙動は大変形かつ持続時間が長い傾向にあり, Newmark法では運動エネルギー,運動量が保存されない事が知られている.

ここでは歯車の歯面接触を対象に,時間ステップを2分割して,各々異なる
時間積分法を適用する事により
,安定した結果が得られる事を示す.


有限要素法に戻る

歯車接触面の動的大変形解析